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バカの壁
養老孟司 著

今回のポスト・イット

●現実とは何か
世界とはあやふやでつかみどころのないものだ、ということを、昔の人は誰もが知っていたのではないか。
しかし、現代においては自分達が物を知らない、ということを疑う人がどんどんいなくなってきている。
ニュースを見ただけで、何が起きたかわかったような気でいる。
しかし、実際はそんな簡単にはわからない。
だからこそ、人間は何か確かなものが欲しくなる。
そこで、宗教を作り出したのだ。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教といった一神教は、現実というものは極めてあやふやである、という前提のもとに成立したと考える。
つまり、神がいるから正しい答えを徹底的に追求できるのである。
唯一絶対的な存在があってこそ、正解は存在する、ということである。
しかし、日本には八百万の神の世界である。
ここには本質的に真実は何か、真実は何か、と追究する癖がない。
それが欧米やイスラム社会と日本との大きな違いである。

●科学の怪しさ
「科学的真実」と「科学的推論」は別物である。
温暖化で言えば、気温が上がっている、が科学的真実。
その原因が炭酸ガスだ、というのは科学的推論。
この事実と推論を混同している人が多いのではないか。

●共通理解と強制理解
言語は「共通理解」、数学は「強制理解」。
共通理解が多くの人と分かり合えるための手段と考えれば、マスメディアによって、それが発展していくことは自然な流れである。
しかし、個性の尊重はその流れに逆行しているのではないか。
共通理解によって文明が発展してきたはずなのに「個性」を大切だとかいっているのは、そうした考えに、異を唱えているのではないか。

●人生の意味
人生の意味について考えていくことが、個人や共同体にとっても非常に重要ではないか。
共同体が機能しているときには人間同士の貸し借りそのものがある種の人生の意味たりえた。
何か借りが得れば恩義を返す。
教育ということの根本もそこにあって、育てることによって、育ててくれた共同体に借りを返す。
そしてそれは、基本的には無償の行為である。

バカの壁バカの壁
養老 孟司

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